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ナポリ子育て事情
こんにちは!
6月に入ってもちょっと肌寒かったナポリですが、今週は気温がぐっとあがり、いよいよ夏らしくなってきました。
海岸での日光浴を待ち焦がれていた人達が一気に出かけていき、休日の高速は海に向かう車で大渋滞しています。

さて、トニアの長男Mattiaが先日battesimo(洗礼式)を受けたのを機に(おめでとう!トニア)、ナポリの子育て事情について、私なりに感じたことを書いてみます。
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イタリア全土がそうなのかは分かりませんが、ナポリの人はみんな子供好き。
子連れの女性がお店に入って来ると店員さんが寄ってきて、「可愛い~!名前は?いくつ?抱いてみていい?」と始まり、他のお客さんも巻き込んで子供の話で盛り上がっているのをよく見ます。
バスや電車の中でベビーカーを押しているお母さんがいれば、まず間違いなく近くの人が乗り降りを助けてあげているし、子連れ禁止の場所もまずなく、小規模ながら小さい子供向けの施設があちこちにあって、私から見たら子育て天国のように見えます。
家では父親が子供の面倒を実によく見て、身近なお父さん達を見る限りイクメン率100%という感じ。子供と一緒にいるのが嬉しくて仕方がないようで、これは子供がもう子供とは言えない年になってからも続き、親離れ、子離れできない人たちを作る元にもなってくるんでしょうが・・まあそれは置いておくことにして。
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そんな風に家族全員や地域で子供を育てる雰囲気なので、お母さんのストレス度も低そう。
最近子供を産んだ姪たちなどは本当に幸せそうで、育児を心から楽しんでいるようです。
子供達もそうやって周囲の愛情をいっぱい受けて育っていくので、自然と人懐こくなるのでしょう。

・・・とまあ、いいことばかり書きましたが、成長するにつれて問題も多そうです。
誘拐などが多いため、学校に通うようになると、行き帰りだけでなく、友達の家に遊びに行くのも親の送り迎えが必要ですし、授業は早く終わる、夏休みは長い・・。
教育水準が貧富などによってずいぶん差があり、大学を出たとしてもこの絶望的な就職難・・。

日本と比べてどちらがいいのか、部外者の私には何も言えないことですが、でも、通っているスポーツジムでのこんな場面を見ると(日本ではありえないですよね)、なんだかいいな、と心が和んでしまうのです。

♪いつだってママと一緒。
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それではまた。 ciao ciao!

Yumi



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by zenzeronline | 2013-06-16 22:00 | ナポリから
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