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サン・ジェンナーロの奇跡
ひと足遅いバカンス(マヨルカ島に行って来ました!)から帰って来てみればナポリはもう秋の気配。
ナポリ人は往く夏を惜しんでいますが、私は過ごしやすいこの季節は大歓迎。
日本と同じく四季がなくなった感があるここ数年なので、短い秋を楽しみたいと思います。

さて、9月19日はナポリの守護聖人であるサン・ジェンナーロの日でした。
イタリアでは、例えばローマはサン・ピエトロ、ベネツィアはサン・マルコというように、都市毎に守護聖人が決まっています。そして365日全てがいずれかの聖人の日で、町の守護聖人の日はその町は祝日、ということになります。
このサン・ジェンナーロは、キリスト教がまだ迫害されていた紀元300年頃にナポリ近郊のベネヴェントの司教だった人ですが、30歳くらいの時に捕えられてナポリ郊外のポッツォーリで打ち首にされたそうです。
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その際に信者たちが取っておいた彼の血がナポリのドゥオーモに保存してあり、普段は凝固しているそれが、毎年3回、5月の第一日曜日、9月19日、12月16日になると溶ける、という奇跡が広く信じられているのです。
中でもサン・ジェンナーロの日の9月19日は最も重要で、多くの人がナポリのドゥオーモに詰めかけますし、TVでも実況中継をするのです。
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小瓶の中の溶けた血を民衆に見せるナポリ司教
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今年も無事に血が溶けて市民は一安心。

これが溶ければ町は安泰、溶けないと街に災いが起こるということで、実際溶けなかった年には疫病や地震があったとか。
ナポリは一般に信心深い人が多いですが、そうでもない人でもこの結果には結構関心を持っているようなのです。
今年はこれに加えて、打ち首に使われたポッツォーリの台石が赤く染まった、という奇跡も同日に起こり、みんな大感激。
いずれにしてもこっちの人ってなんか血なまぐさい逸話が好きですよね。

ちなみにこの血が溶ける事実は科学的分析の結果、信憑性が確認されたという話もあるのですが、どうなんでしょう?
ウソかホントかはともかく、辛口コメントを言わせてもらえば、奇跡なんかじゃ誰も救われなくて、自分自身でなんとかしなきゃ人生はどうにもならないと悟ることがシアワセへの第一歩だと思うんですけど・・・。

まあ信仰に口をはさむのは宗教戦争のもとなので静かにしていましょう。。。

Yumi



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by zenzeronline | 2013-10-09 20:00 | ナポリから
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