<   2013年 08月 ( 3 )   > この月の画像一覧
小さな村の極上ワイン
みなさんこんにちは。
ナポリもまだ暑い日が続いていますが、先日、ちょっと涼しいお隣のアヴェッリーノ県のタウラージ村に行って来ました。
人口3000人程の小さな村ですが、葡萄の生育に適した土壌を持ち、カンパーニャ州で唯一DOCG(イタリアのワインの格付けで最上のもので、原料の産地や醸造法が基準を満たし、風味など質的にも優れているもの)を獲得した3銘柄のワイン「タウラージ」「グレコ・ディ・トゥーフォ」「フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ」の産地です。
いくつものワイナリーがありますが、今回はその中でも評価の高いアントニオ・カッジャーノのワイナリーを訪ねました。

オーナーのアントニオさんはもともと建築家だったそうですが、生まれ育ったこの地の葡萄で、より美味しいワインを、と思い立ち、自らワイナリーを建ててしまいます。
1990年建造とは思えない年代を感じさせるのは、数年前にこの地方を襲った地震で崩壊した建物の瓦礫を再利用しているからだそうで、ワイナリーというよりプチ博物館の趣です。

楽しみながらコツコツ作り上げたことが偲ばれる味わいのある空間と、使用済みの樽を利用した自作の家具やランプシェード、古代のワイン運ぶための壺などがよく調和して雰囲気たっぷり。
e0224461_758149.jpg

洞窟や滝、プレゼピオやキリスト像もあって遊び心がいっぱいです。
e0224461_7582951.jpg

タウラージになるアリアニコ種。(収穫時期でないので、写真は拝借しました)
はるか昔、古代ギリシャからもたらされた葡萄だそうです。
発酵させるとアルコール分がとても高くなる品種です。
e0224461_759197.jpg

ステンレスのタンクで発酵させた後、樽で寝かされ熟成されます。
ここならワインもゆっくり眠れそう。
e0224461_759295.jpg

樽からボトルに移されて、熟成が続けられるワインたち。ワイン醸造をまさに芸術と感じさせる演出です。
e0224461_80329.jpg

こちらは昔のワイン造りの道具の数々。時代を経た木の柔らかい表情。
・・・キミ達、よく働いたね。
e0224461_803154.jpg

さて、問題のワイン。赤と白を一本ずつ味見させていただきました。
まずはフィアーノという種類の葡萄で作られた「フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ」。
洋ナシや花や蜂蜜の香り、複雑な風味とコクを持つ白ワインです。
e0224461_811827.jpg

そしてこちらが村の名前をとった「タウラージ。
熟したベリー系の甘くて濃厚な香り。力強さと柔らかさのバランスのとれた、イタリアを代表する赤ワインです。
e0224461_815147.jpg

アントニオさんは、ワインの味を追求する頑固一徹おやじ、と思いきや、とても気さくなおじいちゃん。
お客さんがおつまみにどうかな?と日本から持って来たタラ風味チーズが気に入り、ワイン談義をしながらお客さん共々グビグビ飲んで、試飲なのに4人で2本とも空にしていました・・・。

おちゃめ。・・・でも彼の手は大地を相手にする人特有の分厚くがっしりした手でした。
e0224461_822528.jpg

まなじりをつり上げて頑張る人より、彼のように楽しみながらコトに臨む人の方がうまく行くようなこの世の中。何だかズルい気もしますが、それが世の常という気もします。

頭の中はまだまだ色んなアイデアでいっぱいな感じのアントニオさん、いつまでもお元気で!

秋の収穫の時期になると、葡萄畑がこんな色に染まります。
その頃にまたお邪魔したい素敵なワイナリーでした。
e0224461_831970.jpg


タウラージワイナリー見学をご希望の方はこちらまでお問い合わせください。
info@zenzeronline.it

Ciao ♫
Yumi

www.zenzeronline.it


にほんブログ村 旅行ブログ イタリア旅行へ
にほんブログ村
[PR]
by zenzeronline | 2013-08-26 08:30 | おススメの旅行先
夏野菜のレシピ2種
残暑お見舞い申し上げます。

一時の蒸し暑さは若干和らいだものの、日差しの強い毎日。
ビタミンやミネラルが豊富な夏野菜をいっぱい食べて乗り切りたいものです。
南イタリアは野菜の種類も多くて値段もとても安いのに、一般的に調理時間が長く、色も変わり、歯応えも無くなってしまっている料理が多いのが少し残念。
ゴボウやタケノコなど繊維の多い野菜を食べて育った私達に比べ、こちらの人って繊維質を消化する能力が低いから??と私は思っているのですが・・。どうなんでしょう?

せっかく栄養豊富な夏野菜。できればあまり火や手を加えないで食べたいものです。
・・で、最近ハマってるレシピ2種。よかったら試してみてください。

まず乾燥トマト。これは放っておけばできてしまう、レシピともいえないものですが・・・。

乾燥が早い小さなトマトで作りましょう。
これはDatteriniという種類のシチリアのトマト。
甘みが強く、味が濃く、ソースにしても、そのまま食べても美味です。
e0224461_8354061.jpg

これを半分に切りながらキッチンペーパーの上に並べて切り口の水分を取ります。
e0224461_8371463.jpg

全部切ったら平らな板の上に並べます。オーブン用天板とか、熱くなるものが乾燥が早いです。
塩をパラパラと振って、日当たりと風通しのいい場所に置きます。
e0224461_8381753.jpg

左が1日経ったところ。水滴は塩が溶けたもので別に雨ざらしにしてたワケじゃありません。
右が2日目。シワシワに縮みつつ、内側は若干柔らかい内に終了。
e0224461_8385876.jpg

太陽の光を浴びて旨味の増したトマト。リコピンたっぷり。
ナポリにいると日焼けは避けられないので、せめて抗酸化力を高めないと・・。

そのままビニール袋に入れて冷蔵庫で、もしくはオリーブオイルに漬けて保存します。
e0224461_8391812.jpg


もうひとつはズッキーニのスパゲッティー。これも超かんたん。

この時期、八百屋さんには花のついたズッキーニが出回ります。
花は1日経つともう萎れて茶色っぽくなってくるので、早朝買いがおススメ。
e0224461_840837.jpg

これを花と実に分けて、実の方は輪切りにします。
e0224461_8411862.jpg

花は軽く洗って、がくを取り、小さければそのまま、大きければ2つ割りにします。
e0224461_841398.jpg

輪切りにしたズッキーニをにんにくを入れたオリーブオイルで炒めます。
表面に焦げ目がついて、カリッとするくらいまで火を入れた方が美味しいです。
スパゲッティーもゆで始めます。
e0224461_8421923.jpg

ズッキーニが炒めあがったら、花を投入。塩胡椒で味付けながら、手早く炒め合わせます。
花の付け根のところにまだ歯ごたえが残るくらいに仕上げます。
e0224461_8425147.jpg

スパゲッティーを投入し、ザザッと混ぜて終了!
お好みでパルミジャーノをかけて。
Buon appetito!!!
e0224461_8433688.jpg

ズッキーニの花が手に入らない場合ですが、最後に卵の黄身を加えてあえる食べ方を某レストランで教わりました。ズッキーニとマッチして美味しいです。

夏バテしないようにお互いがんばりましょう!

Yumi



www.zenzeronline.it


にほんブログ村 旅行ブログ イタリア旅行へ
にほんブログ村
[PR]
by zenzeronline | 2013-08-19 08:30 | ナポリから
ナポリ風着こなしのススメ
みなさんこんにちは。
アフリカからの熱波で猛烈に暑いイタリア。
ナポリ近郊の海岸は海水浴客でどこもいっぱいです。

さて、今回はお友達のお店を紹介させてください。
世界遺産の王宮があることで有名なカセルタに、日本人友達のKさんが住んでいます。
先日、彼女の家族(イタリア人)のスーツ工房が市街地に出店し、その開店祝いのパーティーが催されました。

カセルタの中心地区には重厚でエレガントな建物が並んでいます。
彼らの店もそんな一角にあるアンティックな建物を利用したもの。
e0224461_874630.jpg

常連のお客様や従業員のみなさんで大盛況でした。
e0224461_873280.jpg

日本でもちょいワルオヤジたちには周知の事実ですが、ナポリのスーツは美しいシルエットと着心地の良さで定評があり、着てみると(着ている人を見ると)、なんとも言えないリラックスした雰囲気を醸し出すのです。
e0224461_885228.jpg

微妙なカットと、細部まで手作業で仕上げることによって、この独特の柔らかいラインが生まれるようです。

こちらは既製品のコーナー。
e0224461_89281.jpg

ひと味違った袖部分の切り替えとステッチがしゃれてます。
e0224461_893943.jpg

発色が美しいネクタイたち。
e0224461_8101232.jpg

こちらはオーダーメイド(su misura)のコーナー。
居心地のいい調度品のなかで、ゆったりと落ち着いて生地やスタイルを選べます。
e0224461_8111569.jpg

塗り分けられた高いヴォールト。古い建物の良さを生かして。
e0224461_812727.jpg

今までは、受注会や郊外にある彼らの工房に車で足を運ぶ常連さん達が中心でしたが、これからはカセルタの繁華街を散歩したついでにぶらりと立ち寄るお客さんも増えることでしょう。

ちなみに経営の重要な一角を担っているKさんは、若かりし頃、ミラノでパタンナーの勉強をしていたエキスパート。細部の調整なども日本語で安心して任せられます。
ナポリスーツに興味のある方、こちらにいらっしゃる際に一着どうですか?

もちろんZenzeroとしても、モッツァレラ工場見学(カセルタはモッツァレラの産地としても有名です)や、カセルタの王宮や庭園見学などと組み合わせた、ナポリスーツツアーを企画中です。
乞うご期待!

Sartelli
住所:Via Roma 98, Caserta 連絡先:sumisura@sartelli.com

Yumi



www.zenzeronline.it


にほんブログ村 旅行ブログ イタリア旅行へ
にほんブログ村
[PR]
by zenzeronline | 2013-08-02 08:00 | ナポリから



旅行会社 ZENZERO のレジーナとトニアが、南イタリア情報をお届けします。
by zenzeronline
カテゴリ
全体
ごあいさつ
メッセージ
おススメの旅行先
ナポリから
ゼンゼロのお客さまから
未分類
以前の記事
2016年 05月
2016年 04月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 02月
2012年 12月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 06月
2011年 03月
2011年 02月
フォロー中のブログ
in the middl...
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧