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ナポリのBar
Bar(バール)というのはイタリアでは喫茶店のこと。
一軒間口ほどの、カウンターだけの小さな店から、外にも中にもテーブルをいっぱい並べた大きな店まで、どこにでもBarがあります。
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みんな仕事の合間合間に立ち寄って、居合わせた顔見知りやバリスタとちょっと言葉を交わしながらコーヒーを飲んで、また仕事の場に戻って行くのです。

私の主人はとても図々しいので、トイレだけ借りたり薬を飲むための水だけもらったりもしょっちゅう。
胸ヤケがするから水に重曹とレモン絞って入れてくれとか頼んでも嫌な顔もせず出してくれます。(私は他人のふりをしますが)
そんな風にイタリア人の生活に欠かせないBarですから、大体実用一辺倒の店構え。
こじゃれたお店は少ないんです。
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イタリアでCaffe’(カッフェー、後ろにアクセント)というとエスプレッソのことで、一杯70~90centesimi(100円ちょっと)。イタリアのエスプレッソはもともと量が少ないけれど、ナポリのは特に少なくて、30mm程でしょうか?濃くて苦味も強いので、普段ブラックで飲む人もナポリのコーヒーにはお砂糖を入れてみてください。
ちょっとやみつきになる味だと思います。
私はマッキアートという泡立てたミルクを加えてちょっとまろやかにしたのもよく頼みます。
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ここはナポリで多分一番有名なカフェ・ガンブリヌス。外のテラス席はいつも満員。
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ナポリコーヒーのように濃い人達。
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ナポリ名物Caffe alla Nocciola(カッフェ・アッラ・ノッチョラ)。
ヘーゼルナッツ味の甘いコーヒーです。ナポリに来たら試してみてください。
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ナポリはコーヒーにうるさい街で、みんなそれぞれ贔屓のBarがあります。
そして同じBarでもいつものバリスタ(コーヒーを淹れる職人さん)がいないから今日のコーヒーは飲めたもんじゃない、などと言います。
でも同じBarなら使っているコーヒー豆はいつも同じ、挽き方も同じ、粉の量もエスプレッソマシーンも同じ。人によって違うのは、この押し棒のようなものでフィルターに入れた粉を押す圧力くらいなのです。
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この微妙な圧力による味の差を見分けるナポリ人ってタダものじゃないですよね。
日本人のようにあんまりいろんな物を食べない分、決まったものに対する味覚のブレがない感じがします。

さて、古くからのナポリの習慣として、Caffe Sospesoというのがあります。直訳すると保留にされたコーヒー(?)。
要はBarでコーヒーを飲むとき、一杯分余計に払っておき、Barはその分を取っておいて、コーヒーを飲む余裕のない人が来た時に只で飲ませてあげる、というシステムです。
こんな風にその分のレシートをガラスに貼っておきます。
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ガンブリヌスにはそれ用のレシートを入れるこんな容器が鎮座。
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だいたいBar側はそれを着服しないでちゃんと取っとくんだろうかとか、払えるくせにお金がないとか言う人はいないのだろうかとか、ツッコミどころは満載ですが、ひと昔前まではどこのBarでもやってたらしいのです。
縁もゆかりもない人にコーヒーを奢ってあげる習慣があった古き良きナポリ。
そして、そういうことをするのってお金持ちじゃない普通の人だったんじゃないかな、という気がします。
他人を騙したり、ぼったくる一方で、こういうこともする彼らの頭の中ってやっぱり町と同じくカオス的?

時代が世知辛くなったせいか、発祥のナポリではこれをやる店も人もあまりなくなってしまったのですが、この面白い習慣はヨーロッパの他の国やアメリカなどに広がっているようです。
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もしcaffe’sospesoをやっているBarに入ったら一杯分余計に払ってみてください。
そのコーヒーをどんな人が飲むのかな、と思うとちょっと楽しくなると思いますよ。

Yumi

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by zenzeronline | 2014-09-25 21:00 | ナポリから
オストゥーニのお祭り
みなさんこんにちは!
ちょっと季節外れではありますが、前回に引き続きバカンスネタで失礼します。

今回滞在していたTorre Santa Sabinaから7km程内陸に入ったところにオストゥーニという中世の町があります。
オリーブ畑の中を走って行くと、丘の上に白い建物群が日の光にキラキラ輝いているのが見えてきます。
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農産物の豊富なプーリア州。名産品を売るお店がたくさん。
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そして何よりここの見どころは迷路のように続く路地。
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こういう道はイタリア中の小さな町によくありますが、地面と建物が一体化しているせいか、包まれているような安心感があります。
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細い道をさらに登って行くと遠くから高みに見えたカテドラルがあります。
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守護聖人Sant’Oronzoの像。
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Sant'Oronzo、San Biagio、Sant'Agostino揃い踏みのちょっと面白い祭壇のレリーフです。
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高台からは一面のオリーブ畑と海がよく見えます。
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さて、この日8月26日はオストゥーニの守護聖人sant’Oronzoの日でした。
夜が近づき、イルミネーションで飾られた市役所前広場で、たくさんの人が待っていたのは・・・。
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カテドラルから出て来た聖人の像に続き、何十人もの騎士が町を練り歩くのです。
ステキなおじさま!こういう格好するといかにも由緒正しい中世の騎士に見えますよね。
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次から次へと何十人もの騎士達が出てきます。
こんなカワイイ男の子も!☆キラリ~ン☆
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全員がお出ましになった後は、別にやぶさめみたいなことをするでもなく、民と会話したり、要望に応じて子供を抱きあげて写真を撮ったり・・・。
そんなふうに祭りの夜は更けてゆくのでした。
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Yumi

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by zenzeronline | 2014-09-14 22:00 | おススメの旅行先
プーリア州のバカンス
こんにちは!
遅めのバカンスから戻って来ました。
今年はアドリア海側のプーリア州にあるTorre Santa Sabinaという町でまったり過ごしてきました。
イタリア半島のブーツのカカトの付け根部分にある、ひなびた小さな海の町です。
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町の名前の由来になっている15世紀の要塞
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道路に面してポーチがある家が多く、夕涼み時になるとご近所同士で集まって雑談しています。平和でいい感じ。年取ってこんな仲間が近所にいたらいいな。
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さて、プーリア州といえばオリーブオイルの一大産地。
イタリアのオリーブオイルの約4割がプーリア州で作られているそうで、どこに行っても道の両側にオリーブ畑が広がっています。
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ちなみにオリーブオイルの輸出量はスペインが一番多く、その殆どがアンダルシア産だとか。地質が同じこと、大量生産で品質の均一化を図っていることから、スペイン産はあまり癖がなく使い易いのに比べ、イタリアのオリーブオイルは生産地や収穫時期によって風味が違うのが特徴です。
料理によって合う合わないがありますが、そこの地元料理との相性はバッチリなのです。
地酒みたいなものですね。
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カンパーニャ州でよく見かけるのよりごつくて樹齢何百年といった感じの木がたくさん。
いかにもひと癖ありそうなオイルがとれそうです 。
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プーリア州は食べものも美味しい所で、小さい耳という意味のオレッキエッテや、丸まったオリーブの葉のような形のカバテッリなどのもちもちした生パスタが名物です。

よく見かけるのが魚屋や肉屋併設のレストラン。安くて新鮮な料理が食べられます。
料理してもらう魚を真剣な目で選ぶお客さんたち
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生ウニも海沿いでは食べられるようですが、禁漁時期らしくお目にかかれませんでした。
魚介のフリットはこれで一人前!9ユーロ。
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これはリゾート時期だけ海岸の近くに出る炭火焼屋。煙もうもう!豪快で美味い!
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同じ南部の海の町ですが、こういった店はナポリでは見たことがありません。
ナポリにもあったらいいのに、と思うけど、自分の町の食文化を意固地に守って、おいそれと他でやってることを取り入れないのもイタリアの面白くて素敵なところ。
オリーブオイルの味が地方によって違うように。

今回はアパートを借りて滞在したので、知らない食材を買って来て料理するのも楽しいものでした。
これは栗みたいな色だし野菜売り場に売ってたのでナッツ類?と思って買ってきたら中からカタツムリが出てきた・・・。ひえ~。
ツノとか見ちゃったら料理できない・・・結局家で飼ってます・・・。
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静かなところで2週間ぼーっと過ごしてしまったので、ナポリの喧騒に慣れるのにちょっと時間がかかりそうです。
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Yumi

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by zenzeronline | 2014-09-07 12:00 | おススメの旅行先



旅行会社 ZENZERO のレジーナとトニアが、南イタリア情報をお届けします。
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